サポートダブル

概要

オープナーのリビッドにおいて使用するダブル。
主にレスポンダーの5枚-オープナーの3枚のフィットを探すために使う。
これが使用できる状況でダブルをしない場合、要Alert
※2022年の改定でアラート不要になりました。

詳細

具体例を見てもらったほうが早いだろう。

1C-(P)-1S-(2C);x

このダブルは、4枚以上を保証するパートナースートに対してオープナーが3枚丁度を持っていることを伝えている。
余力は示さない
よって、1C-(P)-1S-(2C);後にレイズとダブル以外のany bidをするとスペード3枚以上を否定する

なお、このサポートダブルは敵の2Hまでの介入に対して使用する。
それ以上の場合、余力を保証する。そのため、Alertは不要である。
敵がダブった場合、リダブルがサポートダブルとなる。

サポートダブルの後の対応

これが実は結構重要。
基本的には次のルールで行動します。
  • 自分のスートもしくはオープナーのスートを最低レベルでビット
→NF、余力がない
  • 1NT
→10HCPまで、オポーネントスートのストッパーは不明
  • キュービット
→Inv以上、Invの場合は2NTが言えないハンドのみで、それ以外はすべてFGとなる。
 オープナーはストッパーがある弱いハンドは2NT、それ以外はFG。2NT以外の最も小さいビットをすることで
 パートナーのハンドパターンを知ることができる。
  • 2NT
→ジャンプした2NTかどうかにかかわらず11-12HCPのInv
  • 自分のスートもしくはオープナーのスートをジャンプビット
→Inv
  • 2の代のニュースート
→NF
  • 3の代のニュースート
→FG

サポートダブルをした結果7枚しかないことがわかると、大抵は苦しい状況です。なので、1NT程度ならストッパーがなくてもそれが正解になることだってあります。

発展

1C-(P)-1D-(1S);x ←Dが3枚丁度を示す
※マイナーでもサポートダブルは使用する
※ただし、マイナーは競り合う力が弱いのでディフェンスに回ることが多い、ディフェンス前提でローゼンクランツダブルにしてもよい。
 特に、1Dが5枚保証なのであればローゼンクランツダブルが有利となりやすい。

1D-(1H)-1S-(2H);xQx以上のSを持っている
※パートナーの1Sは5枚保証のため
 こちらもローゼンクランツダブルを使うことができる。

1D-(1H)-x-(2C);x3枚丁度でミニマムでない手を示す、x以外でもAlert不要
※パートナーはS4枚丁度なので、フィットしていることはありえない
(リターンネガティブと呼ばれることも)

ネガティブダブルにもサポートダブルは使います。
1C-1S-Dbl-2C
Dbl
このDblは♡3枚です。1NTにもサポートダブルを使う約束をしていれば登場頻度は多いでしょう。
1C-1D-1H-2D
Dbl
これもサポートダブルです。
1C-1D-1S-Dbl
Rdbl
これも♤3枚です。そして…
1C-1D-1S-Dbl
Rdbl
となった後、サポートダブル、リダブルをしたいけど、もうスペースがない…。この時、相手のコントラクトにリダブルがかかっていてこちらは必ず逃げなくてはいけない(1Sxxなんて守れるか!!)ため、
Pass…サポートダブルの代わり!!
そのほか…逃げた。♡2枚以下

補足

サポートダブルが発生する状況下では、2-way checkbackは使用しない
(パートナーのサポート枚数は自明なため)

  • 最終更新:2024-02-07 16:21:06

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