Flannery 2D
概要
2DオープンがS4枚H5枚のリバースできないハンドを示すコンベンション。1Hオープン後のビッドも変わってくる。
詳細
2D-?
Pass | Dでやりたい |
2H | S/O |
2S | S/O |
2NT | Asking Bid このあとオープナーはハンドの形を伝える GF (Passed HandではNatural INV) |
3C | 6枚以上 Natural INV |
3D | 6枚以上 Natural INV |
3H | フィット Natural INV |
3S | フィット Natural INV |
3NT | To Play |
4C | H Transfer |
4D | S Transfer |
4H | To Play |
4S | To Play |
2D-2NT;?
3C | 4513 |
3D | 4531 |
3H | 4522 |
3S | 4504 |
3NT | 4540 |
1H後の展開
1Hオープンに対する1SレスポンスがS5枚保証になる。
1H-1S;?
2C | 3枚以上 |
2S | S3枚以上 13-15点 |
3S | S3枚以上 16-18点 |
他はこれまでと同じ。
メリット
フラナリーを使わないと、実際に11-15HCP、♡5♤4のハンドを引いたときに困る。1H-1NT-となっても4522で2Cを言うしかない。特にGazilliを導入していると最低で、相手が2Hではなく3Cを選ぶと相当やばい。(それ以外にも相当やばいことは多いんだけど。)これの対策として1NTをパスしちゃう手段があるが、それではゲームルーズする可能性があるハンドではやはり困る。この問題を解決してくれるのがフラナリーである。
また、1H-1Sが♤5枚保証というのはやはり強い。4Sを逃す可能性も非常に低くなる。
ちなみに、ユース育成PJメンバー限定だが、資料はフラナリーを導入しているので、読み替えなどをしなくてもいいというのは非常に便利。そのまま資料通りのトリートメントを流用できる。
デメリット
これは2Dオープンを考えるうえで必ず付きまとう問題で、フラナリー限定ではないのだが、ナチュラルなプリエンプトにできないデメリットは計り知れない。このデメリットが大きすぎるせいで、この理由だけでフラナリーを敬遠する理由になる。実際2Dをプリエンプトとして使ってない人は少なく、ナチュラルなプリエンプトがものすごく強いことが現代では信じられている。
改善案
リストC以内でフラナリーをいじることは不可能だが、リストD以上であれば、メジャー1スーターのウィークもしくはフラナリーハンドといったマルチな使い方をすることは考えられる。
- 最終更新:2020-11-24 15:47:18